まだ開いてはいる。
が、新聞はすでに遠い。
めくっても、知りたいことは出てこないのだから。
例えば、戦後史の虚妄を突く記事は、どこにあるのかと。
そも、カルト教団のことさえ、覚束ないではないのか――。
www.youtube.com【虚妄の戦後/今日も少しだけ】
分かっていたことだ。
この国が、GHQやCIA、あるいは統一きょうだい等々によって形成されてきたと。
昨今、あらためて騒がれ始めている。
そこを、どうしていくのかと。
いいも悪いもない。
率直な事実である。
困ったものだ。
賃労働の現場で、お世話になった同年齢の先輩と昨年末、久しぶりに逢った。
彼は言ったものだ。
「取材源はあかさないのは当然だよ」
うなっていた。
わたしは、感動さえしていたようだ。
それだけ、今の現場が墜落しているからだろう。
「取材源を秘密にするとき、それだけ特ダネということもある」
そうも言っていた。
片方の論理だけではなく、ともに舞台に上げること。
そうした点も大切だろうという話にもなった。
わたしにとってのまともな人と話すと、「いいなあ」と。
何がいいのか。
いろいろとある。
例えば、呼吸しやすくなるといった点か。
とにかく、自由闊達、これである。
脳内の背筋が伸びていくのだ。
保守の正体がバレた、ここのところ。
うんざりすることにも、うんざりしている。
別の文脈のことも忘れずに暮らしていこうと。
すでに、カウンターカルチャーさえ、資本に取り込まれているのだが。
そう、体感している。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「吃音かあ」】
大杉栄氏の一犯一語。
要は、1回牢獄に入り、1つの外国語を覚えたという、アレだ。
大杉氏は、吃音に悩まされていたとか。
「か行の発音にさしかかると目を瞬きさせた」
そう、ウィキペディアにも出ていた。
借金のため、後藤新平のところへ行ったとき、500円を借りるつもりが、「ゴ」の発音が出ず、仕方なく300円と言ったという逸話は、気にいっているところだ。
ふと、「外国語は、どんなふうに話したんだろうなあ」と。
佳き今日を。