深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧

治癒へ/健康法大全・36

人は、時と場所、場合などによって、変になってしまう――。そう、知っておくこと。それだけで、軽くなれるものだ。軽くなれれば、重くなっていける余白が生まれるのだろう。そうして、治癒へと向かうのだ。 ▲『おっ、緑』(写真)公園のベンチでゴロリ。「う…

勝手に動く/彼女・55

葬儀のときのことだ。「健気だから、よく動いていたわけじゃあなかったのよね」そう、彼女は言い、苦笑した。「単にショックを受けていて、勝手に動いていただけ」その証拠に、「何も覚えていないのよ」と。 ▲『深呼吸をした』(写真)何もしない場所。いや…

強弱の向こうへ/身心から・113

びくともしない振りはできる。が、戦争体験を乗り越えたから大丈夫とはならないそうだ。逆に、弱くなる場合もあるのだとか。むしろ、未体験者のほうが次の戦争のとき、強い場合があるとも。バランスを想う。 ▲『どっちにするかな』(写真)冬に切望していた…

難儀/身心から・112

トラウマになる体験は、7割の人が持つそうだ。戦争や災害、トラブルは多いということか。被害者なのに、加害者意識を持ってしまうケースもあるという。ひと筋縄ではいかないのだ。難儀が前提と考えていく。 ▲『夏へ』(写真)わずかの期間、公園へ行かなか…

勘違い/公園で・3

広い公園で自転車を止めて、道を決めようとしていた。ふいに声を聴く。「何をしているの?」一瞬、ドキッとしたのは、自分に言われたようだったからだ。単に、大人が幼子に声をかけていただけの話なのだが。 ▲『裸族登場』(写真)過日、近所の公園へ。する…

そうだよ、そうなんだよな/言葉・311

最近、ハッとした言葉。「及ばずながら力を尽くします」そうだよ、そうなんだよなと。昨今聴かなくなってしまった言葉であるだけに、指し示す文脈に身心が動いた。謙虚だが、秘めた静かで熱い姿勢への感嘆。 ▲『目の前』(写真)目の前の風景だった。「現実…

自転車通勤者の戯言/身体から・272

久しぶりに電車に乗る。暗い顔の多いことが新鮮だった。小さな画面から解放され、よかったなとも。狭い道で人とすれ違ったときのことも想い出していた。例え嘘であれ、笑みを交し合うときがあったのだと。 ▲『小さな者たちの笑顔』(写真)荷物が無造作に置…

未来予測という大人騙し/この領土で・910

未来予測?現在も、問題は多い。戦争や地球温暖化、地震や山火事、人口減少や階層階級の定着等々。今すべきことがあるのである。予測の基本は、現状の解決策を具体的に行っていく方向性からしか出てこない。 ▲『「そうだよな」と』(写真)近隣図書館の今月…

事件嫌い/言葉・310

昔、読んだ、ミステリー。探偵の謎解きに感嘆したものだ。が、読まなくなってしまったのは、何故か。事件そのものを予防できないと気づいてしまったからである。事件を起こさせない物語があってもいいなと。 ▲『葉も求めている』(写真)どうして、このよう…

「いいんじゃね」/言葉・309

最近、脳内の口癖になっている。「いいんじゃね」否定でも肯定でもない、どうでもでもない、いいんじゃね。無論、為政者たちには感じない文脈なのだが。ただただ、「いいんじゃね」と、やり過ごし、本丸へ? ▲『静寂へ』(写真)この風景の中にいた。もはや…

体験格差?/言葉・308

最近知った言葉、体験格差。休日に遊びにいける家庭と、そうでない家庭があるとか。レジャーにも格差があるというのである。想う、「格差じゃないよ、昔から階層階級差」。医学部に合格、通えない人もいた。 ▲『のぼってみるか』(写真)「いいなあ、陽射し…

またしても怒りだってさ/喜怒哀楽・15

仏陀は言ったとか。「怒りにとらわれるのは、自分が毒を飲んで相手が死ぬことを期待するようなもの」怒らず冷徹に相手に毒を飲ませるススメではない。が、怒っていいのではと。怒るようなことばかりだもの。 ▲『とりあえず到着』(写真)気に入った公園へ到…

羅針盤よ/月下の貧乏人・77

国家をからかう人々がいた。結果的に壊され、追い込まれ、殺されてしまうケースも多かったのだが。とはいえだ。とはいえ、その国際的で、自由を尊ぶ個人主義は財産なのではないのか。羅針盤ともなるはずだ。 ※もちろん、弱い存在ではあるのだったが。 ▲『自…

土2025・2/マザーネイチャー・97

「泥まみれというが」と気づく。水気を含む以前の土は、人は作り出せないのではと。農作物や建築材料、金属等々は作り出せても、土そのものは、そう簡単に作れないのだろう。泥まみれ?結構じゃあないのか。 ▲『木々』(写真)身心が爽やかになる。木々のも…

不祥事だってさ/この領土で・909

不祥事は何故起きるのか。すべき義務を怠り、根拠なく得意になってもいるのだろう。単なる失敗や事故では済まない事例も。認めないといけないことを認めてこなかったツケが露呈した?そうしたことばかりだ。 ※そうしたことばかりだ――。 となると、もはや不祥…

逡巡の効用/当世労働者覚書・192

若いころ、打ち込んでいたこと。いつしか技術がともない、何となくであれできてしまう。極めようとしていたことさえ、疑問なく可能になってしまうときも出てくる。いい悪いではない。どう逡巡するかなのだ。 ▲『愛車』(写真)オートバイ、自動車。運転しな…

買い換えたもの/令和問わず語り・152

スマートフォンを買い換えた。「3、4年程度しかもたない」と言われ、たまげたものだ。今は、迷惑メールが面倒である。世の中は悪意に満ちているといった文脈が余計、苛立たせるのだ。何より支配の構造に。 ▲『足もと』(写真)まだ咲いていた。「毎年まい…

紙飛行機の魅力/暮らす愉しみ・34

広い公園のベンチから高齢者が席を立つ。仲間たちに見送られながら。そうして、紙飛行機を飛ばし、ほどなくして仲間のいるベンチへと戻る。海から上がってくる人のように。続いて他の方が席を立つのだった。 ▲『サクラ』(写真)「凄いなあ」眺めていた。ま…

怒りが沸騰?/当世労働者覚書・191

新たな賃労働の現場で怒りが沸騰を。「そうか、自分の嫌なものやことが分かるんだな」例えば、力のない者への軽視や罵倒、嫌がらせ。実は、力がない事態への重視、肯定、支援を願っていた?賃労働の効用か。 ▲『土と石』(写真)何の変哲もない道。とはいえ…

悪い人ではない/食卓慕情・60

その夜、食卓には、肉類があるわけではなかった。魚類もまた。ただ、「こうしたものを食べているのなら、悪い人ではないな」と。気づかされていた。何をではなく、どう食べているかに感じ入ったのだろうと。 ▲『忘れ物』(写真)地面に落ちていた。拾って、…

分断は続く/この領土で・908

為政者による分断が加速している。権力を維持するために分断が必要なのは昔から?事態が見えにくく、しかも緻密なあたりにも根深い問題が。それでもなお、見詰め、見抜こうと。交換できないものを想いつつ。 ▲『富士さま』(写真)肌寒い夜があるわけだ。ま…

恐ろしさへの疑問/死を想う・81

江戸時代のことだ。男性の僧侶と平等に修行ができるようにと、自分の顔を焼いた女性がいたという伝説があるそうだ。激しい、恐ろしい。両者ともに、蔑視はなかったともいう。そこまでする意味があるのかと。 ▲『歩こうか』(写真)近隣の公園へ。「歩くには…

土2025・1/マザーネイチャー・96

今ある自然界の土を人は作れない。人工的なそれは、もちろん作れるが。汚染土という言葉と、その指し示す文脈に想いが至る。今さらの想いに迂闊な日々を再認識したのだった。確実に、領土は減っているのだ。 ▲『いいなあ』(写真)ベンチで脚を伸ばして、ゴ…

いるけれど、いない/この領土で・907

強いてくる人がいる、そこかしこに。ただし、いないともいえるのだろう。何故なのかは実は、簡単なことである。足もとを見詰めながらでも、軽く無視していけばいいのだから。いるけれど、いない強制的な人。 ※もっとも、為政者のそれは要注意なのだったが。 …

動かなくなる?/老道・250

老いれば、どうなるのか?例えば、身体が動かなくなるのだったが。トイレへも行けずに、苛立ちもするだろう。心・脳もまた動かなくなっていく。とはいえ、座ったままでも実は動いている領域はいくつもある。 ▲『土の上のタイヤの上で』(写真)コンクリート…

復興?/この領土で・906

復興したという写真や映像を見せていただく。どうなのかと。失礼ながら、暗澹たる気分になったのである。「何だ、ビルばかりじゃあないか」そう感じてしまったのだったが、口にはしなかった、できなかった。 ▲『生物のように』(写真)風が強かった。木々が…

持ちこたえる/身心から・111

持ちこたえられる場合。楽観的で柔らかいことか。視点を変えられ、弾力性があることも大切だろう。歪んでも戻れる能力を超える事態は、必ず簡単に起きる。せめて、困りごとを少なくして、孤立は避けていく。 ▲『ベンチへ』(写真)出逢ったのは、チャリ徘徊…

着続ける/暮らす愉しみ・33

着た切り雀。一向に構わない、気にならない。とはいえ、強いられたのなら、うんざりするのだったが。そうでなければ、浮かれ半分で、いつも愉しめる。実際、休日なら着た切りで、毎日が休日ならばいいなと。 ▲『おっと』(写真)モップ。懐かしい。とはいえ…

愚痴ったっていいじゃん/言葉・307

「誰かのために働いていると、愚痴は出ない」そうした言葉と出逢った。「なるほど、確かに」と。が、即、「そんなことばかりじゃないよなあ」と気づく。一般化の愚、開かれていく愚痴というのもあるのだが。 ▲『飛んでけよ』(写真)見つけた。子どものころ…

贈答品/老道・249

被災者に足りないものを贈るという。が、使い古したものばかりだった。要は要らないもの?「自分にとっても必要な、新しいものこそ」と痛感を。が、後年、風雪に耐えた愛着のあるものばかりと気づかされた。 ▲『抜けない』(写真)思わず、写していた。そう…