当然のことだが、誰もが初めは素人。
ただ、始めた途端、行き着いたかのような人も。
いずれにせよ、気づいて人は変化をしていく。
仮に熟練しても素人の感覚を忘れていいのか、どうか。
つながっていくために。
※太極拳の師匠が言っていた。
「下手なほうがいいのです」
理由は、どこにあるのか?
「すぐに上達してしまう人は、やめてしまうから」
www.youtube.com【読んだ/今日も少しだけ】
想い出したことがある。
父親の納骨式のときのことだ。
老いた檀家総代の親族が、墓場で立ち小便をしたのだった。
みな、驚いたものだ。
母親は当然として、実は私も。
が、誰も咎めるようなことは言わなかった。
「仕方ねえなあ」と、「あれでいいんだよな」といった場所の雰囲気。
大昔のことである。
「出物腫れ物所嫌わず」
そう言うではないか。
超のついた高齢社会。
大切なことなのだろう。
満員電車での脱糞は困るけれど。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「何だかすげえな」」】
『隆明だもの』ハルノ宵子・著(晶文社)を読んだ。
吉本隆明氏の長女が記している。
www.shobunsha.co.jp 夫婦間の葛藤が、結果的に壮絶な家族・家庭となっていく要因だったのである。
が、「よく分からねえなあ」と。
とはいえ、親への愛というか、深い想いは伝わってきた。
「そこを基点とした論評なら、読みたいな」と感じ入った次第である。
佳き日々を。