切り詰めていく。
そうして、簡素に。
ただ、息苦しくならないようには留意を。
凝縮していくわけだが、とはいえ、削ってはいけない余分があることは忘れてはいけない。
ひと言で、その場所が明るくなることも。
※スパイはすれ違うとき、ひと言で情報を交わし合う。
スパイの技が必要?
信じられない?/この領土で・706
殺人事件には、誰しもがうんざりしているはずだ。
が、それでは何ごとも進まず、ダメなのだろう。
何故か。
実は、中には、人を殺して感動してしまう輩がいるのだった。
根が深く広がるのは、状況もまた同様だ。
人が喜ぶことこそ己の喜びだろうに/五輪の果てに・14
人が集まることを止める立場にいた者。
巧いこと転進したという。
ゴルフと温泉を愉しんだそうだ。
その無責任さには呆れるばかりか。
情けなくなったのは、人が喜び、迎え入れたくなる日々とは無縁だった点だ。
家族の今/この領土で・705
ホームレス。
そのひと言で、パッケージングして、安心してしまう。
それでいいわけは、ない。
ローンという名の借金を抱えている人もまた、住んではいるが、家はなし?
家族は、今も矮小化されていくばかりか。
いつでもどこでも/この領土で・704
いるものだ。
無力で無知、しかもバカ正直な人は。
あ、概ねそうなのかも知れない。
そうでなければ現状はない?
とはいえ、とんでもないことを仕出かす場合も多々あるからこそ、いつでもどこでもバランスをと。
「負けてよかった」/戦争・5
誰が言ったのか忘れた。
「先の大戦で日本は勝たなくてよかった」との言葉。
無視されているが、「その通り」と想う。
五輪でも、そうだったのではないか。
盛り上がらなくて負けたほうがよかったのではと――。
モヒカン族の最初/子どもたちと・10
子どもたちが、唖然としていた。
つい今しがた、怒られてしまったからである。
「そんなところに、ゴミを捨てるもんじゃあないぜっ」と。
子どもたちの視線の先には、若者が。
あはは、何とモヒカン刈りだった。
まだもつだろう/令和問わず語り・41
服を着る。
できれば、肩の凝らない軽いものがいい。
特に気分のふくらみは期待していないが、少しは明るくなりたいと想う。
そうして歩き出す、何とかしようと。
靴はすでに傷んできたものの、まだもつだろう。
拳を視た/暮らし・67
仮に思想が正しかったとする。
とはいえ、有効なのかどうか。
ポイントはそちらのほうではないのかと痛感する日々だ。
事実、体系は暮らしに押し戻されるばかり。
「とはいえ、ここからなんだよな」と拳を解く。
入り口ばかりで出口は?/この領土で・703
戦前・戦中・戦後の三位一体化と考えてきた。
が、戦後をしっかり迎えているのかと。
つまりだ、戦前・戦中のリスクが高まっているのに向き合っていない?
コロナ禍や自然災害も。
肩で息をしながら、空を見る。