友人に手紙を書き始めた。 亡き父母の件であらためて礼を書こうと。 が、手が止まってしまう。 長い年月が過ぎ、軽くなっているはずなのに。 ペンを置き、開け放った窓の遠くに拡がる夏雲を、しばし眺めていた。
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