ラジオから流れてきた唄に、手を止めた。 大木のてっぺんで揺れる1枚の葉の如く、心許ない。 ただ、含羞のない正義とは縁を切ろうとする声――。 名も知らぬ歌手の存在自体に感応、立ったまま深く腰掛けていた。
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