2012-09-03 路上の流儀/残暑な・3 自転車が横断歩道の向こう側で止まる。 彼は汗を拭う、水を少し含む、ひと息つく。 人々は歩き出していたが、視線は雲のほう。 ただ、その後、お年寄りが渡り切ったのを確認した途端、一気に走り抜けたのだった。