2009-09-03 別れのサンバ2009/水百景・8 深夜、家路を急ぐ。 雨が降り出していた。 少し、そう、ほんの少しだけ雨が降り出していた。 顔にはやわらかく水滴が積もっていく。 秋の来訪を告げる夏が、「あばよ」と。 私は、「またな」と自転車を降りる。