2010-09-26 『魔法を信じるかい』2010/唄・4 街角で母子は、ふと立ち止まり、店頭の箱の蓋を開けた。 女の子は目を瞠り、座り込む。 箱からは、お馴染みのメロディーが流れてくる。 2人は視線を交わす。再び箱を見つめる。 喧騒から遠くとおく離れて──。