2011-05-31 朝の通過/都市サバイバル・ノート171 洗濯物が干された途端、烏がなき始めた。 呆然と、あくびをしながら歩く人々もいる住宅街で。 「すぐに行きたい場所はないし、真善美も罠が多いな」と呟く。 今さえ意識しないで、ひたすら足早に通り過ぎながら。