2012-06-13 匿名から遠い無名の男の独白/地声で・21 人々はふいに去った。 現場で確かめたことだが、それからのことは今も朧。 わたしは耐えているのだろうか、結論を性急には求めないように。 馬鹿な。 善悪以外の物差しも自ら作り出すしかない、歩き続けながら。