2013-06-23 午後3時に/老道・8 道端で爺さんと目が合う。 「あんた、寄ってくかい?」 平仮名で呼びかけられた。 即、「はい」と、わたしに一番近いわたしの口元から。 爺さんは腰を伸ばし、店を開け、目の前のコップになみなみと注ぎ始める。