2014-04-17 今年もまた、新緑の候/些事の日々・76 桜が散っていく。 この世にはいない、しかも、あの世はないから、どこにもいない父母もまた、同じ桜の木を愛でていた。 生きている者たちと死んだ者たちを再会させる老木。 懐かしくて新鮮な青葉が視界に届いた。