2016-09-08 風の声/マザーネイチャー・22 木々が揺れていた。 声を聴かせるかのように。 「風の言葉を翻訳していた」と気取って言いたいところでもある。 強い陽射しが一瞬遠のいたかのようだった。 疲れが解け、「そうだ、まだ歩いていくところが」と。