2018-04-07 信/月下の貧乏人・52 「とどのつまりさ」と彼。 「信じられるか、どうかなんだよ」と言うのだった。 「宗教に持っていかれるよりいいさ」 身近な人たちを信じられるだけで幸運というものと、杯を運ぶ。 窓の外、満月が浮かんでいた。