月夜に片脚だけの爪先立ちになる。 痛いものの、「構うものか」。 巧みにクルリと回ることはできないと分かっている。 「でもさ、たまにゃあ、浮かれたいもの」 寒さを超えた痛い冷たさの中、夜空を愛でていた。
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