静かに木を見詰めるときがある。 木肌を、枝ぶりを、あるいは苔を。 その内側を想像しながら。 生長、腐敗、その同時多発――。 まだ視えない明日も感じようとしながら、1本の木の全体を見詰めているのだった。
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