2012-03-17 今もなお、走り続けている人/些事の日々・59 数年前の昼、住宅街でのこと。 普段着の中年女性が懸命に走り、かたわらを通り過ぎていった。 エリートランナーではなかったはずだ。 力強く、重さを感じさせない疾駆。 一体何だったのだろうと、今も思い出す。