2013-01-03 有史以前の世界/この領土で・50 朝のグルリを一新させる陽射し、昼ののんびりと泳ぐ雲、夜の心の隅を照らす月光。 祈りを受け止める星、息を呑む虹。 霜柱を踏みしめて歩く夜明けに、気づく。 腹の足しにならぬものが、いつも心に染みるのだと。