深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

忘却/身体から・76

忘れてゆく、どんどん、そう、どんどん。
そのくせ、今が十全というわけでもないあたりが、なになのかと。
実に、なになのか。
胡坐をかき、窓の外を眺めれば曇天といった按配。
だが、手を打ったわけではない。