2013-08-09 図書館で突然、音色を聴いた/この領土で・260 「こんにちは」 音のような声、声のような音。 振り向くと、知らない幼子が挨拶の励行を教えられたのだろう、微笑む。 今夜には忘れるだろうが、応えた、「とってもこんにちは」。 苦笑し、目礼をする背後の母親。