生命とは、無秩序と秩序の複合体?
無秩序には排除ではなく、片目をつぶるのがいいだろう。
もちろん、秩序に対しても。
ただし、為政者たちの滅茶苦茶には、否を。
今もなお、倒れていく人たちはいるのだから。
くたばるまでの歩み/暮らし・68
暮らしていく。
継承のことは考えていない。
1回性のことばかりだから?
だが、安心はしているのは、何故だろう。
人は飲食物をとり、排泄し、言葉を交わし合っていくものだからか。
そうして、くたばるのだ。
考えていく/当世労働者覚書・142
そりゃあ、賃労働ならいくらでもあるだろうさ。
身体が使えなくなっていいなら。
心も壊れて構わない?
しかも、自らの頭で考えられなくなって気にならないなら。
押しのけない、潜り込まない今を歩むしかない。
問われても/この領土で・709
「原爆で地球がなくなるのがいいか、戦争でカタをつけるのがいいか、どっちだ?」
そう問われているかのような昨今。
両方ともご免だ。
うんざりである。
今が戦時下でないなら、黒塗り文書は何とかして欲しい。
分けられるまで分からない/姿勢・48
感じる、想う、考える、よく分からないことを。
自分に言い聞かせている。
「その場所を決して手放すなよ」と。
簡単に、安易に、かつ手軽に分かったと想ってしまってはアウトだろう。
そのことは分かっている。
認知症に予防法は、ない/一病息災・4
認知症ばかりを見ていて、当のその人自身を見ていない――。
医師の声を聴いて、納得した。
彼は言った、「予防法はない」と。
要は、従来の暮らしの維持・保持か。
簡単には割り切れないが、事実の直視からだ。
賃労働の合間に/小道へ・8
子どものころ、暮らした場所を歩いた。
何とも狭く、意外だったものだ。
小さかったことも影響しているのだろう。
建物は変わっていたが、道は変わっていなかった。
親子で暮らしていた映像を垣間見たのである。
とんずら/この領土で・708
情がない、しかも恥さえない人がいる。
ただ、よく分からない欲得だけはあるのだったが。
そうした人が、大いに好かれる国である。
事実、為政者を視れば分かるだろう。
案の定、トップがとんずらをしているが。
感じないかもしれないが/この領土で・707
簡単で分かりやすい国だ。
「出て行けよ、そうでなければ従順に」といった。
ゆれなどは許さない、逸脱もご法度か。
ましてやコロナ禍だ、一段と息苦しく。
嘘だと想ったらテレビをつけてみるといいのだったが。
益体もない/マザーネイチャー・64
通勤で電車に揺られている。
窓の外では奇妙な色の濁った川が流れていく。
夢は、あらためてない。
が、「あの川がきれいだったら、泳いでの通勤もいいな」と益体もないことを夢想する。
「いいだろうなあ」と。