少しだけ遅く玄関を出た。 7階にいた私に届く地上の母子たちの笑い声。 空へ向かい放たれていく晴朗な声は、 途中通過で私の身体を突き抜けていく。 「やっぱ愛だぜ。 執着、つまりは囚われの別名だとしても」
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