深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

ハローアイラブユー2009/備忘録・37

少しだけ遅く玄関を出た。
7階にいた私に届く地上の母子たちの笑い声。
空へ向かい放たれていく晴朗な声は、
途中通過で私の身体を突き抜けていく。
「やっぱ愛だぜ。
執着、つまりは囚われの別名だとしても」