「走っちゃっダメでしょ」 駅構内、母が娘をたしなめる。 ていねいに、「手をつないでいないと危ないからね」。 「分かった」 そうして、盲導犬と一緒の母は、娘の手を強く握り、階段をゆっくり下り始めていく。
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