深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

2016-06-19から1日間の記事一覧

雨宿り/平成四季派・23

バスを当てにするしかない場所にいた。 よりによって急いでいるとき、しかも雨が降り出して。 軒先に隠れたが、足下は濡れ出すばかり。 別段驚くことではない。 「雨か」と呟き、心を逃がすぐらいは学んでいた。