深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

冬の陽だまり/些事の日々・23

帰路、どこからかシチューの匂いが漂ってきた。
腹は満たさぬが、温かい贈り物としての闖入物。
冬の疲れを忘れさせてくれ、何より美味しいことが分かった。
わたしも、見ず知らずの食卓の一員になっていたのだ。