2015-01-08 冬の夜の遠近感/月下の貧乏人・31 冬、顔を上げる。 そうして、夜空を見詰めていく。 宇宙が、ご近所になったかのような気分に。 愉しいような、怖いような、何よりスカッとするかのような。 「人を喰え、取り込むのだ」という声はもう、遠くに。