深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

晩秋2015/平成四季派・17

見上げた空からは、とらえきれない冷たさだが、静かな匂いが舞い降りて来ていた。
厳粛さをバカにした人々も老いて入れ歯を。
「笑っちゃうね」
苦笑止まりでは小さな傷に。
ともに歩きながら再び空を見上げた。