深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

あのジョニー/老道・191

ジョニー・ロットンの映像を、視た。
「ああ、人は成長して、やがて老いへと変化するのだな」
分かったことは多くはない。
が、老いは確実にやって来るとだけはもう、体感を。
あのジョニーの老いという新しさ。

▲『昼月』(写真)
空を見上げた。
「あっ」
昼月が浮かんでいたのである。

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【昼月2023/今日も少しだけ】
 母子が、夕陽に向かって歩いていく。
 手をつないで。
「世界でもっとも美しい情景」と言ったのは誰だったか。

 今日、市井で出逢ったのは、老夫婦が同じく、手をつないで歩いていく場面。
 手をつないでいたのには、理由があった。

 夫の左手には、大きな袋に入った野菜。
 妻の右手には、小さな袋におさまった肉類。
 実は、手をつないで互いにバランスを取りながら、歩いていたのである。
 その証拠に、妻がときおり、クスクスと。
「ヤジロベエかあ?」

 まだ未体験の老いの身体感覚。
 何気に空を見上げれば、月。
 月下の貧乏人は気づけば、『ドックオブザベイ』をハミングしていたのだったが。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「次々だなあ」】
「それにしても、次々だなあ」
 ロック・ミュージシャンの死である。
 デビッド・クロスビーの後、鮎川誠氏。
 合掌である。

 昨日はパンタ氏が肺がんとの記事を読んだ。
 何とか生き延びて欲しい。
 佳き今日を。