ジョニー・ロットンの映像を、視た。
「ああ、人は成長して、やがて老いへと変化するのだな」
分かったことは多くはない。
が、老いは確実にやって来るとだけはもう、体感を。
あのジョニーの老いという新しさ。
【昼月2023/今日も少しだけ】
母子が、夕陽に向かって歩いていく。
手をつないで。
「世界でもっとも美しい情景」と言ったのは誰だったか。
今日、市井で出逢ったのは、老夫婦が同じく、手をつないで歩いていく場面。
手をつないでいたのには、理由があった。
夫の左手には、大きな袋に入った野菜。
妻の右手には、小さな袋におさまった肉類。
実は、手をつないで互いにバランスを取りながら、歩いていたのである。
その証拠に、妻がときおり、クスクスと。
「ヤジロベエかあ?」
まだ未体験の老いの身体感覚。
何気に空を見上げれば、月。
月下の貧乏人は気づけば、『ドックオブザベイ』をハミングしていたのだったが。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「次々だなあ」】
「それにしても、次々だなあ」
ロック・ミュージシャンの死である。
デビッド・クロスビーの後、鮎川誠氏。
合掌である。
昨日はパンタ氏が肺がんとの記事を読んだ。
何とか生き延びて欲しい。
佳き今日を。