深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

ご馳走様/彼女・51

「甘えるのが上手だといいよね」と彼女は笑った。
確かに、そうかも知れない。
「そう言う本人はどうなのさ」
「どうかな、でも、巧いとしたら本心から来ているのかも」
再び笑い、彼とは続いていると三度笑う。

※その後、「彼のほうが巧いんだよね」と。
 今度は、笑い転げていた。

▲『新緑の季節?』(写真)
利用駅から、歩いてすぐの場所。
どぶ川が流れている。
ふと、顔を上げると、「いいなあ、緑」。
気候も爽やかで、「新緑の季節みたいだな」とも。

www.youtube.com認知症について思っていた/今日も少しだけ】
 昨今、2025年問題が盛んに言われている。
 とはいえ、「いやあ今も、あれこれ大問題だよなあ」と。

 認知症に限ってみれば、2020(令和2)年では、65歳以上の認知症患者数は、約602万人とのこと。
 人口減の中、2025(同7)年には、何と約675万人(有病率18.5%)に増加を。
 5.4人に1人程度が認知症になると予測されているのだった。

 となれば、待ったなし。

 国が共生と言うのなら、認知症の人々とどう共生していくのかも、詳らかにして欲しいものだ。
 が、期待は一切できない。

 神奈川の津久井やまゆり園では、おぞましい事件があった。
 職員たちを支援している方が、ポツリともらした言葉を覚えている。
 こうだ。

「犯罪者なんかとは共生したくない。
 共存という方向性で、どうしたらいいのか、考えていく」

 認知症カフェにとどまらず、老いも若きも気軽に、かつ愉しみとして集える高齢者食堂のようなスペースもまた、切実に求められているのかもしれない。
 本来、そうした場所がなくてもいいように、国がすべきことは多いのだったが。

 どうか、今日もご無事で。


【追記/「さてっと」】
 これから、もう少しだけ、机に向かう。
「たまっているな」
 手作業である。

 佳き日々を。