「甘えるのが上手だといいよね」と彼女は笑った。
確かに、そうかも知れない。
「そう言う本人はどうなのさ」
「どうかな、でも、巧いとしたら本心から来ているのかも」
再び笑い、彼とは続いていると三度笑う。
※その後、「彼のほうが巧いんだよね」と。
今度は、笑い転げていた。
www.youtube.com【認知症について思っていた/今日も少しだけ】
昨今、2025年問題が盛んに言われている。
とはいえ、「いやあ今も、あれこれ大問題だよなあ」と。
認知症に限ってみれば、2020(令和2)年では、65歳以上の認知症患者数は、約602万人とのこと。
人口減の中、2025(同7)年には、何と約675万人(有病率18.5%)に増加を。
5.4人に1人程度が認知症になると予測されているのだった。
となれば、待ったなし。
国が共生と言うのなら、認知症の人々とどう共生していくのかも、詳らかにして欲しいものだ。
が、期待は一切できない。
神奈川の津久井やまゆり園では、おぞましい事件があった。
職員たちを支援している方が、ポツリともらした言葉を覚えている。
こうだ。
「犯罪者なんかとは共生したくない。
共存という方向性で、どうしたらいいのか、考えていく」
認知症カフェにとどまらず、老いも若きも気軽に、かつ愉しみとして集える高齢者食堂のようなスペースもまた、切実に求められているのかもしれない。
本来、そうした場所がなくてもいいように、国がすべきことは多いのだったが。
どうか、今日もご無事で。
【追記/「さてっと」】
これから、もう少しだけ、机に向かう。
「たまっているな」
手作業である。
佳き日々を。