歩いていく。
歩いてきたし、歩いているうえに、歩いていくだろう。
雨の朝も、風の昼も、暗い夜も、働いている限りは。
とりわけ声高に伝えることではない?
いや、今はあるのだったが。
歩き続けたいものだ。
【「誰か読むのかなあ」と感じていた/今日も少しだけ】
「およみ下さい」の文字。
そう書かれた紙片とともに、ベンチの上には、5冊の本。
『二十四の瞳』で名高い壺井栄氏の『寄るべなき人々』というタイトルには惹かれはしたが、手が伸びなかった。
雨に打たれてしまっていたからばかりではない。
それでも、「あっ、そうだったな」と。
岩波文庫がパラフィン紙のカバーとともにあったことを、思い出させてくれたのだった。
「あれ、ジャマだったよなあ」
しかも、ボロボロに。
あれ、赤瀬川原平氏いうところのトマソンみたいな^^。
本を防御するには弱過ぎるし、何より読んでいるときジャマだった。
不思議な工芸品みたいな^^。
帰宅して、置かれてあった本の古本価格を見て、「えっ」と。
それなりに高額だったんである^^。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「さてっと」】
今日も眠い。
よって、翌日になる前に寝たいのだったが。
はてさて。
佳き今日を。