深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

うなる/健康法大全・28

四捨五入で百歳の彼。
「健康法?」と聴き返し、しばし考えた。
「やはり、よき人と出会うことではないでしょうか」
うなった、うなってしまったのである。
自分だけで、どうなるものではないと知ったからだった。

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▲『置いてあった』(写真)
「よんで下さい」とのメモが。
このベンチで、一体、何冊の本が置かれてあったことだろう。
高齢者が書いた文字のようにもうかがえた。

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【そうか、亡くなられたのか/今日も少しだけ】
 新聞を広げた。
 すると、ガキのころのダチのご母堂が載っていた。

 一読。
 想わず、紙に向かって、合掌を。

 引き上げ体験者だと記されてあった。
 当時のロシア兵の傍若無人ぶりは、最近、若い人も発表したと聴いている。
 五木寛之氏も、記していたか。

 記事では、戦後、長く売・買春問題の解決のため、活動して来られていたと簡潔にまとめられてあった。
 寄り添う、待つという姿勢。

 お話をうかがったことがある。
 が、真に真なるところまで届く話をうかがえたのか、どうか。

 別れ際、子育てについて、想わず聴いてしまった。
 すると、「いい親とは言えなかったかも知れませんね」と、ゆっくりと苦笑を。

 もう1度、逢えたのなら、「いや、彼はとてもいい奴でしたよ」と、今1度、伝えたいのだったが。
 実際、いい奴だったのだから。
 合掌を、あらためて。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 賃労働に追われまくる日々。
 眠い。
 それにしても、凄い唄を貼り付けてしまったものだ。
 佳き日々を。