深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

貧困と無知/老道・173

貧困と無知はセットの状況は長く続く。
無縁で、生意気・間抜けであったとしてもいい。
どういうステージにいるのか、感じているのなら。
「お前はどうか」と問われたら?
「貧困・無知な上に老いてもきた」と。

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▲『桃源』(写真)
惹かれる情景。
大昔観たアニメの影響だろうか。
桃源郷ならぬ桃花源である。

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【そうして、呑む/今日も少しだけ】
 時間帯なら、夕暮れか。
 あたりには静寂。
「いいなあ」と。

 きっと、ぐるりを受け止めてくれるだろう、夕暮れの静寂。
 そこがいい。

 もしも、そうした流れを感じ取れたら?
 賃労働の手は休めることだ。
 もう投げ出せばいいとさえ、想う。
 仮に締め切り間近だとしても。

 そうして、わたしなら、酒を口に運ぶ。
「明日も元気でいられそうだな」
 そうした想いが、元気を醸成してもくれるのだった。
 酒の効用か。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「そうだそうだ」】
「そ、そうか」と。
 わたしたちには、ソンタグもいたのだ。
 上のほうに貼り付けた。

 長いテキストだが。
 次のひと言に、「なるほど」と。

 「新型コロナウイルス」と「コロナ禍」は違う。前者に対して私たちは、医療や公衆衛生の専門家の助言に従って「正しく恐れる」しかない。だが人間や社会がかかわる「コロナ禍」に対しては、ソンタグの考察にならって、さまざまな隠喩をはぎ取り、批判し、警戒を緩めてはならないと思う。

 もちろん、医療や公衆衛生の専門家に、とんでもない連中がいることもまた、露呈してしまっているのだったが…。

 なお、書き手の外岡秀俊氏は、粘り強く、生きる杖となる仕事を残している。
 ただ、昨年12月、心不全で亡くなられたという。
 68歳だったそうだ。
 思わず、合掌を。

 佳き日々を。