深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

希望2022/言葉・226

「希望とは人類が最後にかかる病」
この言葉と出逢ったのは、大昔か。
以来、希望という言葉のおめでたさに違和感を。
ただ、最近は違うのだった。
希望という言葉は闘いの別称だと、想うようになったのである。

▲『無用の長物』(写真)
スカイツリーより、はるかに惹かれた手前の階段がないドア。
赤瀬川原平氏言うところのトマソン物件だ。
無用の長物、万歳っ。
素晴らしい。

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【生の側に今、少しでも/今日も少しだけ】
 好きになった人に、ふられる。
 さぞ、しんどいことだろう。
「どうしてなのだ」と。

♪捨てても捨てられても、うらみっこなしよ
 そう、歌いたくもなる?
 いいや、渦中にあれば、それどころではないだろう。

 特にふられたわけでもないのに、自殺する人が今も多い。
 生活苦もあるという。
 国から、ふられた?
 そう感じたのか、どうかは分からない。

 中には、受験で失敗して、自死する人もいるようだ。
 大学にふられた?
 やはり、分からない。

 わたしの場合、自殺に憧れたのは、若いころだ。
 あくまでも、憧憬か。

 唄の一節にあったなと想い出した。
♪法律より死のほうが慈悲深い

「殺すな」、「死ぬな」、「生きてよ」といった言葉。
 その後、生きて暮らしていくとしても、絶望しか持てない事態。
 つまり、なかなか言い出し難い言葉になったのだろうか。

 いいや、生きていれば、勝てなくても、負けなくてすむときがあるのではないか。
 そのときのために、せめて、「(自分を)殺すなよ」、「(やっぱり)死ぬなよな」、「(できれば)生きてよね」と言っていいのではないか。
 自らに対しても。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 今日は、よく動いたか。
 最後は、夜のプールでクールダウンというか、水中おちゃらけ歩行を。
 佳き今日を。