「世界の孤児みたいなもの」と彼。
「マンション暮らしのホームレスみたいな感じさ」とも。
だから、「狭い部屋にいても、うろついているようなもの」と笑う。
いたって健康そうだ。
が、不運なことを知っていた。
【今、明日を生きる/今日も少しだけ】
今を決めるのは、明日。
そうした言葉と出逢った。
「うん?」
いや、疑問に感じている場合ではないのだった。
切実な現状があるのだから。
明日、世界があることを想い、今を生きる。
すべてが台無しにならないために。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記/「眠るか」】
いやあ、眠いねむい。
今夜はもう、眠ろう。
佳き今日を。