深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

敗戦直後の青空/戦争・14

喰うや喰わずの貧しさ。
それでも、家族の笑顔があればいい。
子は、それだけで安心して、瓦礫の山を走り回れる。
が、父母や大人たちの闊達な身心が奪われたとき、どうか。
敗戦直後のことを総括すべきだろう。

▲『手をつなぐ』(写真)
大人と幼児が手をつなぐ光景。
「いいなあ」と。
過日は違った。
老夫婦が、倒れないよう、互いの手を支えとして、ゆっくりと前に進むシーン。
そうした情景と出逢ったのである。
手の持つ安心への力。
そう、思わず体感していた。

www.youtube.com

【払えない/今日も少しだけ】
 いろいろなものが壊れてしまった。
 砂上の楼閣とは、言い得て妙か。
 実に残念な図星。

 例えば、教育に福祉、医療など。
 嘘?
 どうかな。

 例えば、進学や出産が、何と贅沢になってしまったのだった。
 そんな国に明日なんてあるわけもない。
 そも、今日がないのだから。

 人が生きていくために、壊してはいけない基本がどんどん壊れていっているのだった。
 大学の受験料さえない家庭が増えているのである。
 しかも、一生懸命に働いているにもかかわらずだ。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「何だろう、あの御仁」】
 NHK出身のアナウンサーが代々木について、あれこれ言っている。
 あはは。
 言いたいことは分かるが、今、それを言うかね。
 叩く大将はまず、今の、あの木偶の坊たちだろう。
 佳き日々を。