深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

自白を迫るな/いじめ・1

「いじめられていたら言えよな」
気にしてくれる善意。
が、そう言われて伝えられるのなら、最初から話している。
大切なのは、言いやすい雰囲気。
そうでなければ、自白を迫る刑事・逃げる犯罪者と同じ関係へと。

▲『1本』(写真)
都内の元中学校。
1本の木が立っていた。
樹齢はどのぐらいなのだろう。
寄り添い、寄り添われることを想った。

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【靴下が上に/今日も少しだけ】
 若者に、ソックスインコーデというファッションが流行っているという。
 要は、ズボン(パンツ)の上に、靴下を履く(出す)出で立ちか。
 ジャージなどだと、しやすい。

 テレビのニュースで知ったのだが、「あっ」と想った。
 実は、30歳代のとき、していた記憶があるからである。

 きっかけは、山梨・白州で行われていた、田中泯氏らが主宰するのアートフェスティバルでのことだ。
 あのセシル・テイラーがまさに、そうした格好で登場したのである。

 風が吹く。
 木々の音がする。
 葉が舞う。
 そうしたことも演奏に繰り込んでいた。

 彼の身のこなしは軽やかだった記憶がある。
 足もとをみれば、まさにソックスインコーデ。

 目撃して以来、しばらく、セシル履きとか言いながら、靴下を、派手な色のジャージの上に出し、履いていた。
 肉体労働者が長い地下足袋を作業着の上に出して履いているアレに近いか。

 足もとがスッキリして、なおかつ機動的なのである。
 冬など、暖かくて、助かるはずだ。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「また履いてみたいな」】
 上掲の文章に、いわゆる結論はない。
 ただ、地下足袋をまた、土の上で履いてみたいとは想っているのだった。
 佳き日々を。