2017-08-25 事態とは裏腹に/彼女・30 「ううん、ご機嫌だからかも」 あくびをしない由縁を聴いたときだ。 呆気にとられ、黙るしかない。 「いつか逢えると想えば、死ぬのも怖くないわよ」 周囲の人々を亡くしていたが、自然の笑みが浮かぶのだった。