深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

事態とは裏腹に/彼女・30

「ううん、ご機嫌だからかも」
あくびをしない由縁を聴いたときだ。
呆気にとられ、黙るしかない。
「いつか逢えると想えば、死ぬのも怖くないわよ」
周囲の人々を亡くしていたが、自然の笑みが浮かぶのだった。