深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

怒哀/喜怒哀楽・9

怒る――。
その間はまだ、余裕があるときも。
緊急の事態と遭遇すれば焦ってしまい、即、からだが動いてしまうからだが。
涙もまた、余裕の産物。
悲しみをまねく事態に見舞われれば、泣いている暇もないのだ?

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▲『紅』(写真)
「うん?」
近寄っていった。
落ちていた紅。
「季節は、変転していくよなあ」

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▲『桜』(写真)
上へ?
いいや、深いところへ、奥へとも想う。
コーヒーセットなど、荷物をいつものように持つ。
雨降りだった。
「ええい、ままよ」と今年最後となるだろう桜見物へ。
人が少なく、「やったね」。

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【ときには逃げ、ぶつかっていく/今日も少しだけ】
 脚はまだ、曲がる。
 股関節はだいぶ、固まってきたものの。

 それにしても、逃げることはもう、できない。
 業腹の渦中で、悪さをしたとしても。

 死んだ私をふと、想像する。
 すると、「生きているだけでいいよな」と。

「高望みと、大志とは違う」
 確かに。
 似て非なるものか。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「ぶつかるか」】
 正当な望みを抱えて、逃げるときには逃げ、真正面へ。
 ぶつかるために。
 佳き日々を。