福島の原発は東京への電力供給のために。
福島自体の電力は他の地域からとも聴く。
東京人が暮らしの根底を問うたなら、初めて今日からの道が視えてくるのだろう。
そうでなくては荒むばかりである。
違うのか？
ビルとビルの間に箱があった。
のぞく。
「おっ」
聴けば、チューリップを育てているのだった。
ほどなくすれば、見ごとに咲いていて、店の前に並んでいたのである。
「いいなあ」
花も、人の気持ちも。
最近、思い出した句。
こうだ。
のどかなり 願いなき身の 初詣
いいではないか。
願いがない暮らしぶりとは。
【疲れている場合ではないが／今日も少しだけ】
温厚。
そうした人を、随分と視なくなった。
わたし自身、とてもとてもの事態か。
明るくて温かく、軽やかに働く――。
そうした人も、少なくなった。
みな、屈託を抱え、うつむき加減？
暗くはないのだろうが。
どん底の暗さなど、持ちようがない消費社会という側面も。
暗くなることさえ、させてくれない？
寛容や思いやり、謙虚さ。
なかなかに難しいことか。
尊敬もまた。
自然に満ちた理想郷。
桜が咲いたとき、そう感じていた。
どうか、今日も、ご無事で。
【追記／「いやはや」】
保身に金儲け、自己宣伝に長けた手合い製造機としての国々。
「疲れるよなあ」
佳き日々を。
