2011-12-28 万年筆という輝き/些事の日々・28 何故だろう、盗み見たのは。 1点に集中していると全身も集中していく。 工夫や来歴、拡がるものに惹かれ始めていた。 因業ではない手の欲情。 それ故、枯れ葉の囁きの如く、「お前が欲しい」と財布を覗き込む。