深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

犬の死/些事の日々・151

犬を殺す映像を視てしまった。
棒で叩けば一瞬だけ悲鳴が響き、皮を剥ぐ中年男の手には血。
食べるのだろうか、どうするのだろうか。
胸くそが悪くなり、映像は止めた。
あの犬はわたしなのだと、つくづく――。