2017-05-19 夏を歩く/平成四季派・28 傷つけたわけではない。 が、突然、心の底にある気持ちに気づくときが。 「そうか、おれはもっともっと、望んでいたんだ」 5月の匂いを嗅ぎながら雨の中を歩いていた。 靴の中はビショビショだったが、晴々と。