深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

出遅れた/平成四季派・37

雪で足もとが覚束ない帰路。
呼吸を弾ませ、気になっていた場所へ向かった。
原っぱだが、「あったあった」と。
月がぽっかり浮かぶ下、奇妙な雪だるまがいくつか点在していた。
「なあんだ、やるじゃあないか」