深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

雨の夜、どしゃぶりではなかったが/些事の日々・261

彼は言う、「悪口を言われているほうが、気は楽さ」。
軽く驚き、「どうしてさ」と。
すると、「少なくとも無視はされていない」。
「強がりは必要ないのに」と問うように聴いた。
互いに言葉少なく杯を空けた。