深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

忘八だって?/映画にて・1

映画『みをつくし料理帖』で“忘八”という言葉と出逢った。
「現代人のことでもあるなあ」と。
何せ、8つの徳目など、遠いのだから。
わたし自身、覚束ない。
「それにしても、自分だけではよくならないよな」

▲『富士』(写真)
この数分後、見えなくなった。
夜がまた、来たんだった。
「さてっと」と台所へ。

www.youtube.com【忘八について①/今日も少しだけ】
 気になっていた映画を、図書館から借りてきた。
みをつくし料理帖』である。

www.youtube.com  ベストセラーという。
 知らなかった。
 料理人となったヒロインが、人々の輪の中で、成長していく物語でもある。

 その映画の中で、ヒロインの幼馴染の面倒をみている男が、言う。
「自分が忘八だったのに、(その幼馴染が)救ってくれた」といったようなことを。

 いいシーンだった。
 が、肝心の忘八という言葉を知らなかったのである。
 調べると、こうあった。

「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌(てい)の八つの徳目のすべてを失った者の意から、郭(くるわ)通いをすること。また、その者。転じて、遊女屋。また、その主人」

 なるほどと。
 それにしても、「8つの徳目の違い自体、明確に知っているわけではないな」とも。

 それをスラスラと言える徳目知らず。
「おれなんかより、はるかに人間だよなあ」

 1つひとつ、学んでいくことはムダではないだろう。
「いや、必要だなあ」と。

 どうか、今日も、ご無事で。


【追記/「さてっと」】
 明日は健診。
 できるだけ、早めに寝るか。
 佳き今日を。