加齢とともに、変化してきたことがある。
例えば眠り。
若いときはいくらでも眠れた。
今もそうしたときがないではないが、薄くなってきたなと。
ほどなくすればいくらでも眠れるのだ、構うものかとさえ想えずに?
別れた人に逢った/些事の日々・287
みながみなにとって、別の人なのだろう。
わたしにとってのわたしも、また。
とはいえ、親しい別人もいるのだったが。
自分を生かすとは、他者を生かすこと。
ならば、せめて他者を押しのけず生きていけないか。
気に病む/健康法大全・20
人間一般という物言い――。
そうした文脈で何が視えるのか。
大空をとらえられる窓にさえなり得ないのではと。
そも、窓は、始めから壊れている?
誰もが体調不良を気に病むが、人間一般でとらえてどうなのか。
気楽にいこう2019/都市サバイバル・ノート323
気楽にいきたい。
気が楽だなんて言い得て妙、いいことじゃないか。
気遣いはそこそこあればいいんだ。
いや、ときに関係を気まずくするときさえ。
自ら立てた物音に、物音で気づくためにも気楽にいくに限るさ。
階級・階層社会で暮らして/未国民として・1
貧しき者のなけなしの資産さえ狙われている。
いや、奪われていく。
富める者にしてみれば、単なるアクセサリー。
その1つで一体何年暮らして、いや、生きていけるのか。
左翼でも非国民でもないが、そう想う。
さすれ?/犬と・1
動物は仰向けで寝ないとか。
昔、つき合っていた犬は腹を出して寝ていたが。
横臥位で、腹を撫でたものだ。
あれは愉しかった。
いつしか眠りこけていたが、目覚めたのは顔を舐められたからだ、もっとさすれと。
逃げ場所なんかないさ/マネー2019・3
年金詐欺としか言えない状況には、怒り心頭か。
さらに輪をかけてあれに、これ、それも。
人々の小銭を集めれば、森林となるのだろう。
が、一気に伐採しているではないか。
大雨が降ってきても逃げ場所はない。
たった今から/この領土で・565
共生はご免だ、共存こそである。
ただ、共鳴・共感を忘れてはならないだろう。
いつにしろ、どこにしろ、共にあるのだから。
実はもう壊れていたとしても、ここからなのである。
たった今からでもあるのだろう。
「えっ、まだなの?」/この領土で・564
気づけば、すでにして夏か。
そうした折、今後も2千万円など、夢のまた夢だ。
が、「事実なんだろうよ」と。
病気になってもお金はかかるし、ならないためにもやはり、必要だ。
予算委員会も開かれない寒い夏。
いつぞやの日曜日の夜に/月下の貧乏人・57
「平日は雨が降ってもいいよ」と彼。
「その代わりさ、休日は晴れいて欲しいよな」
「ふうん」
「月曜日の朝、晴れていれば、後はもうどうでもいいな」と、わたしは強がりを。
窓からうかがえば雲のかかった月。