深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

幸福論・4/秋の脚下照顧

今し方の戦争を止められなかったことに、
薄くうずくまりながら、
ゆるぎない言葉など不必要なほどのゆるぎない暮らしを、
言葉でも求めていた夜。
ふと浮かんだお前の微笑が、
俺の暗い足元を照らしていたよ。