深呼吸する言葉・ワナタベジンジンタロウ

おっさん中退・ジジイ見習い

珍しくお茶を/彼・29

どうにかこうにか運ぶ重い荷物。
彼は決して止めない。
理由は簡単である。
重い荷物を置いてしまうことこそ、実は重い荷物になると知っているからだ。
「自分のことさ、あきらめちゃいないよ」と言うのである。